救急搬送の際の「たらい回し」を減らすことに貢献し、注目される医師が福井にいる。総合診療医・林寛之。林が率いるＥＲは、交通事故から内臓疾患まで、あらゆる救急患者を受け入れる。適切な応急処置を施した後、重症患者は専門医へと引き継ぐ。林たちの活躍もあり、福井は日本で唯一、救急患者が３回以上受け入れを拒否される「たらい回し」ゼロを達成した（平成２０年）。救急医療に新たな潮流を生む、白熱の現場に密着する。

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