グレーゴルの死後、家族はピクニックに出かける。困った虫がいなくなった開放感に満たされ、休日を楽しむ家族。そこには人間の残酷さが鮮やかに描かれている。「絶望名人カフカの人生論」を記した頭木弘樹さんは、カフカは弱い人だったからこそ、誰も気がつかない人間のエゴに注目し、真実を描くことが出来たのだと考えている。常に絶望しているようでいて、したたかに人間を見つめていたカフカ。その感性の鋭さをともに語り合う。
(C)NHK
チャプターを表示する
本編:24分
字幕
HD
※iOS、Chromecastは字幕非対応
次回エピソードを自動表示する