オイディプス王が論理的思考を駆使し原因究明に突き進む物語構造は「起承転結構造のルーツ」だと分析する島田雅彦さん。当時、ギリシャ世界では自然哲学が勃興。科学的思考や数学的思考がほう芽し、混とんとした自然を合理的に説明しようという試みが盛んだった。この作品はそうしたギリシャ的合理精神の表れの一つだったのではないか。第2回は物語を読み解くことで、人間にとって「知るという行為」がもつ深い意味に迫っていく。
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本編:24分
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