自我意識を捨て、あらゆるこだわりをなくして、真理の世界に溶け込んでいく境地「身心脱落」。それは、病や苦悩、死すらもありのままに受け容(い)れる境地だと道元はいう。「身心脱落」すれば、何ものにも惑わされない悠々とした生き方がおのずと見えてくる。第1回は、道元の生涯をたどりつつ、「現成公案」の巻を中心に「正法眼蔵」を読み解き、「身心脱落」して世界をありのままに受け容れる生き方を学ぶ。
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本編:24分
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