晩年の中也の詩には「死」がつきまとう。幸福の絶頂にあった中也を襲った息子、文也の死。あまりにも痛切な出来事が中也を変えた。「春日狂騒」といった詩では、まるで中也の存在を「死の影」が食らい尽くしていくように、言葉を深い闇が覆っていく。しかしそんな中でも、必死で「光」を見いだそうとする姿もかいまみることができる。第4回は、中也が死とどう向き合ったのか、「詩」は絶望から人を救うことができるのかを考える。
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本編:24分
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