文化を共有する共同体を基盤にした「国民国家」は、「共通の敵」を見いだし排除することで自らの同質性・求心性を高めていった。敵に選ばれたのは「ユダヤ人」。国家財政を支えてきたユダヤ人は、地位の低下とともに同化。しかし国民国家への不平不満が高まると一身に憎悪を集める。第1回は、全体主義の母胎の一つ「反ユダヤ主義」の歴史を読み解き、国民国家の異分子排除のメカニズムがどのように働いてきたかを探っていく。
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本編:24分
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