東京平成大学ロシア文学科では、いつの頃からか「罪と罰の罠」という伝説がささやかれている。「罪と罰」を読もうとしても終わりまでたどり着かず、読んだふりをしてばれた時の周囲の冷たさは、シベリアの流刑地のさまだというのだ。読書レポートの課題に、6ページしかないトルストイの小説をみんなが選ぶなか、野田さん(江口のりこ)は、あえて「罪と罰」を選ぶ。一週間後のレポート発表の日。げっそりやつれた野田さんがいた。
(C)NHK/メディアプルポ
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