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本編:24分
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昔の日本人は、腹に魂が宿っていると考えていた。そのため武士は、責任を取るとき切腹した。切腹とは真心を示す意味もあったのである。一方で切腹は、人の死を軽んじる傾向を生んだ。また部下に詰め腹を切らせ、責任の所在を曖昧にしてしまうこともあった。新渡戸稲造は武士の勇気をたたえるとともに、陥りがちな欠点も指摘。「いたずらに死を選ぶことはひきょうである」と記した。第2回は武士道から日本人の責任感を見つめる。
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