マルクス・アウレリウスは、どんな裏切りにあってもひとたび許しを乞われば寛容に受け容(い)れた。これは多様な民族を抱えるローマ帝国を統治する知恵でもあったが、何よりも自分が学んだストア哲学の「すべての人間は普遍的理性(ロゴス)を分けもつかぎりみな等しい同胞である」というコスモポリタニズム(世界市民主義)がベースにあった。第2回は、憎しみや対立を超え、寛容に生きる方法を学んでいく。
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本編:24分
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