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「Q.E.D.証明終了」特集

「見逃し番組」サービスの特集第2弾は、今年1月8日(木曜)から始まるドラマ8の新シリーズ「Q.E.D.証明終了」です。難解な謎解きを軽快なテンポで見せる新しいタイプの学園ミステリー。モーニング娘。の高橋愛さん(水原可奈役)とドラマや映画で注目の若手俳優・中村蒼さん(燈馬想役)のコンビが、毎回、難事件に挑戦します。原作は同名の人気漫画。若い2人のドラマへの意気込みやいかに。

インタビュー

超元気な女子高生と天才少年コンビがコミカルにシリアスに難事件を解決!本格ミステリーファンも納得のストーリー展開。数学的思考を利用した謎解きが見どころ

「Q.E.D.」…“Quod Erat Demonstrandum=証明終了”とは、ラテン語で「かく示された」という意味で、数学の証明で最後に書かれる略語。11年も連載が続く同名の人気漫画原作のドラマが「ドラマ8」に登場します。主演はモーニング娘。の高橋愛さん(水原可奈役)と、人気急上昇中の中村蒼さん(燈馬想役)さん。主演の2人にそれぞれの役に対する思い、撮影現場の雰囲気などを伺いました。

若き天才数学者役は、気持ちいい
おふたりは初共演になりますが、お互いの印象は?
高橋愛:中村さんは燈馬想と同じ17歳なので、22歳の私から見たら、若いな〜というのが感想です。役の想君は落ち着いているという設定なので、クランクインしたときは、想君にダブってしっかりした子に見えていたんです。でも、実は真逆。「子どもだなぁ」って思うところが多いかも(笑)。モー娘。のメンバーでも一番下の子とは5歳以上離れているので、中村さんに対しても子どもを見る目で見てしまうというか…。思わず「あっ、そこ危ないから気をつけなさい!」なんて言ってしまったり(笑)。
中村蒼:高橋さんはすごく元気で明るくて、いいお姉さんという感じです。ドラマのなかで演歌を歌うシーンがあったんですけど、「すげ〜、さすが歌手だなぁ、モーニング娘。さんなんだなぁ」ってびっくりしました。現場でもよく「あれ歌って、これ歌って」とかリクエストして、モー娘。の歌を歌ってもらっています。しかも振り付きで(笑)。
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役柄と自分と似ているところは? また役柄の好きなところは?
中村蒼:天才なので自分とは似ていません(笑)。好きなところは、燈馬想はまわりに友達もいなくて孤独だったんですけど、可奈と接しているうちに優しい気持ちを表せるようになっていくところです。あとは、数学の証明をスラスラ解いているときなんかは、自分が本当に頭がよくなった気分になって、気持ちいいです。
高橋愛:水原可奈と似ているところは、やっぱり活発なところ。あと、勉強ができないところ(笑)。可奈は感情が豊かで、喜怒哀楽がはっきりしているので、こういう女の子になりたいなって思ったりしますね。素直に言いたいことを言えたり、ダメなことはダメってちゃんと言える頼もしい子だなと思いながら演じています。
「今まで、本当の殺人事件に遭遇したことがなかったので…」
本格派ミステリーということですが、演じるうえで苦労したこと、また手応えは?
高橋愛:そうですね〜。今まで、本当の殺人事件に遭遇したことがなかったので…(周囲爆笑)。皆さんもあまりないとは思うんですが(笑)。殺人事件を目の前にしたとき、どんなリアクションをするのか、想像しかできなくて。演技なんだってわかっていても、死体を見たときはすごくドキドキしました。手応えはとってもあります。2008年の“私の10大ニュース”のNo.1だと思います。
中村蒼:僕ももちろん手応えはあります。こういう役もはじめてだから、演じていて楽しいし。また、この経験で役者としての幅も広がるんじゃないかと思っています。新年一発目のドラマなんで、皆さんにすごくいいドラマだと言ってもらえるように頑張りたいです。
ドラマ初体験のころと比べて、それぞれ、ご自身のなかで「変わったな、成長したな」と実感されるところはありますか?
高橋愛:演出家の方のお話を自分のなかで解釈してからお芝居する余裕は、少し出てきているかもしれません。理解できないときは、どんどん聞くようにして、自分が納得できる状態でやるようにしています。
中村蒼:はじめてドラマに出演したころは、福岡から上京したばかりで、何もわからず言われるままにやっていました。最近は、自分のなかで、こういうときはどう感じるんだろうとか悩むようになりましたし、演出家の方にも自分の意見が言えるようになったところなんかが、成長したって言えるのかなぁ…。
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水原可奈、燈馬想として、ここを見てほしいというところがあれば、教えてください。
高橋愛:最初は、女子高校生の役…どうしよう、と思っていたんですけど、制服姿になって現場に入ったら、まわりの皆さんに「十分、10代に見えるから大丈夫!」って言ってもらって。私の制服姿も見てほしいところのひとつかな(笑)。
中村蒼:燈馬想としては、MITを15歳で卒業した男の子が、なぜ日本の高校にやってきたのかがわかっていく部分に興味を持って見てもらえたらと思います。想を取り巻くストーリー自体もとても面白く、次はどうなるのかな、新しい台本、早く来ないかな〜って期待しちゃいます。皆さんにもハラハラしながらドラマを楽しんでもらえたらすごくうれしいです。
最後に、NHKオンデマンドの「特選ライブラリー」で見てみたい番組があれば教えてください。
高橋愛:「ちりとてちん」(連続テレビ小説)!地元の福井が舞台になっているんですよ〜。放送のときは見られなかったんで、ぜひ見てみたいですね。
中村蒼:僕は「スポーツ大陸」かな。サッカーをずっとやっていたんで、こういうスポーツ系のドキュメンタリーが好きなんです。
若い2人のエネルギーで、軽快なドラマ展開になりそうですね。放送を楽しみにしています。ありがとうございました。

すでに仲のいい同級生のように息もピッタリ。元気に、興味深く、難事件を“証明終了”してくれそうです。幅広いジャンルを持つ原作から選ばれたストーリーは、毎回、一話完結の見やすいスタイル。数式を利用した新しいタイプの謎解きミステリーとして、10本全部見たくなります。「見逃し番組」サービスが大いに活躍しそうですね。

古川法一郎チーフ・プロデューサーから一言
原作は非常に優れていて、ユーモアのあるストーリーから、非常に大掛かりなトリックまでバリエーションが豊富です。連載の中から選りすぐりの10本を選んだのですが、とても選びがいのある作業でした。2人はとてもフレッシュで魅力的です。2人の力で原作以上のものを出してもらいたいと願っています。
このドラマは絶対面白くなる、と確信しています。ぜひ期待してください。
「Q.E.D.証明終了」あらすじ
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水原可奈(高橋愛)は東京の私立高校2年生。数学は苦手だけど好奇心旺盛で、困っている人を見るとおせっかいなほど世話を焼きたくなる性分。2008年9月、可奈のクラスに転入生・燈馬想(中村蒼)がやってきた。燈馬はアメリカの名門大学を15歳で卒業したという天才少年。「そんな天才がなぜ日本の高校に転入してきたのか?」さっそく可奈の好奇心に火が付く。
スカイダイビング殺人事件や人形の館で起こる変死事件、学園騒動にタイムトラベル、記憶のなかの少年探しなどなど、10の難解な事件に次々と遭遇し解決していく。可奈の父で警部の水原幸太郎(石黒賢)も加わって、でこぼこコンビの2人が数学的思考で事件の謎に迫る!!!