「方丈記」の後半、すべてを捨てた長明は、まるで人生の憂鬱から解放されたかのように、生き生きと過ごす。そこには、自分の不運を嘆き、人生を「諦める」のではなく、不運を悟った上で「執着」を捨て、それでも満足して生きていけることを発見した、長明の得意げな顔が見える。家を捨て、都を捨て、栄達を捨て、人間関係を捨てた鴨長明。その先に見えた幸せとは、なんだったのか?長明が到達した「無常」の境地を見つめる。
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本編:24分
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