「方丈記」の最後、鴨長明は突如立ちすくみ考える。「執着を捨てる」ことに執着する自分は、悟っていないではないかと。しかしその自問に答える術を知らないまま「方丈記」は終わる。作家で僧侶の玄侑宗久さんは、自分の考えさえも絶対だと決めつけない心の在り方を貫く長明の姿勢こそ、究極の「無常」ではないかと考えている。3.11後、心の在りようについて積極的に発言している玄侑さんと共に長明が残した問いかけを考える。
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