短期間のうちに国民国家の土台を築いた世界にも稀(まれ)な革命「明治維新」。これほどの偉業が成し遂げられたのは、欧米列強のアジア進出に「日本人が共有していた危機意識のおかげ」だった。明治は「格調の高い精神でささえられたリアリズム」の時代で、そこに生まれた「明治国家」は、江戸260年の精神遺産だったという。第3回は、江戸と明治をつなぐ歴史観を読み解き、幕末から明治への新国家建設の理想を浮き彫りにする。
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本編:24分
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※司馬遼太郎の「遼」の字は、本来、「しんにょうの点がふたつ」です。