人間は自分をはるかに超えた大きな生命の一部だという厳粛な事実。こうした生命観を回復しなければ人は再び同じ過ちを犯してしまうと説く「苦海浄土」。一方で石牟礼道子は、大きな問題に直面したとき「足尾鉱毒事件」という公害問題の原点ともいうべき歴史に立ち帰っていく。そのときの情報や知識だけではなく、歴史の叡知(えいち)に立ち戻ってもう一度問題を考え直してみるのだ。いのちと歴史から今を生きる叡知を学ぶ。
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