ヘーゲルは「精神現象学」という著作の中で「精神」というユニークな概念を提示し、歴史全体、社会全体を射程に入れた理論を展開する。それらが矛盾・対立を乗り越えつつダイナミックに生成していくプロセスを「弁証法」というロジックで描き出そうとした。それは「主-客図式」に固定した近代哲学にはなしえなかった壮挙だった。第一回は、ヘーゲルが「弁証法」という概念で何を伝えようとしていたのかを読み解いていく。
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本編:24分
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