漁に出た惣吉は大しけで海に投げ出されます。捜索は３日間で打ち切られ、惣吉の葬儀が行われます。かをるは最愛の夫を失い、心痛のあまり流産してしまいます。かをるは実家に戻り、入兆（いりちょう）の仕事に打ち込むため番頭の梅木と再婚します。そして、２人の子どもに恵まれて幸せに暮らします。数年たったある日、東京にいる律子が入兆を訪れ、かをるに死んだはずの惣吉を銀座で見かけたと話します。

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